アフターサービス

1.無償アフターサービスの定義

弊社では弊社によるリフォーム工事で発生した不具合等（以下、不具合等といいます）の是正を含めたアフターサービスを永続的に提供させて頂きますが、一定の要件を満たす場合に無償でアフターサービス（以下、無償アフターサービスといいます）を実施しております。本書では無償アフターサービスの対象、実施する場合の範囲及び期間等の基準を示しております。

2.無償アフターサービスの期間について

• ①　起算日　保証書に記載された完了引き渡し日をもって無償アフターサービス期間の起算日と致します。
• ②　期　間　末尾添付の別表（以下、別表といいます）に記載の通り、「状態・現象」に記載する不具合等が発生した場合、「工種・項目」に応じて定めた「無償対応期間」を無償アフターサービス期間とします。

3.無償アフターサービスの適用について

• ①　お客様と締結致しました工事請負契約書に基づき弊社が行ったリフォーム工事による不具合等を対象と致します。
• ②　無償アフターサービスは2,に規定する期間内で4,に規定する査定により認められた不具合のみを対象と致します。
• ③　住宅設備機器などの製品保証の内容は、保証書が製造者により発行されている場合、その保証書に記載の通りと致します。
• ④　表面上のキズ、汚れ等については、お引き渡しの点検確認時に確認されたもののみと致します。

4.無償アフターサービス摘要の査定及び補修方法について

①　無償アフターサービス摘要の査定について

不具合等が無償アフターサービスの対象となるか否かの具体的認定及び補修方法は弊社または協力施工会社の担当員による現地調査（目視を基本とした比較 的簡易な調査）により専門的、経験的な見地から判断を行い、アフターサービス基準に則して補修を実施することと致します。 尚、作動不良や取り付け不良の状態につきましては、構造、機能、安全上の見地から、その支障の範囲を判断するものと致します。

②　補修の方法について

補修は、上記査定の基づき弊社が必要と判断した範囲内で行いますので、部分補修となる場合があります。部分補修の場合、補修後の仕上げ面が補修部以外の部分と色合い等に相違が発生することがあります。それらにつきましてのお申し立てはご容赦願います。

③　その他

部分補修の材料等が廃盤、仕様変更が原因で原状に復さない場合があります。この場合もお申し立てはご容赦願います。

5.無償アフターサービスの適用除外項目について

不具合またはその発生要因が、以下の各号に該当する場合、無償アフターサービスの対象外とさせていただきます。

• ①　お引き渡し時の点検、確認時にご承認いただいたもの。
• ②　お引き渡し後の居住者による、改造工事等により仕様変更等が行われた場合。
• ③　アフターサービス基準記載の対象期間を超えたもの。
• ④　基準書備考欄に適用除外と記載されているもの。
• ⑤　天災事変（地震、風水害、雪害、凍結、火災）などの不可抗力に起因するもの。
• ⑥　敷地周辺にわたる地盤の変質、周辺環境、塩害、公害、鳥害などに起因するもの。
• ⑦　管理不足または使用上の不注意、取扱説明書に拠らない使用をされた場合のみ。
  　　例　・引き渡し後常時使用しない部屋で換気を怠ったことによる、カビ、建具の反り、変色、変質など。
  　　・換気不足や冷暖房使用、または冷暖房による外気との温度差に起因する、結露、カビ、変質など。
  　　・屋根除雪を怠ったことに起因する落雪による建物や付帯設備への損害や第三者への被害など。
  　　・動植物による、損傷、汚れ、変質など。
  　　・排水管に多量のトイレットペーパーを流したことによる排水管の詰まりなど。
  　　・取り扱い説明書に記載されている、維持管理の方法を怠った場合など。
• ⑧　重量物（ピアノ、水槽等）の不適切な設置、使用によるもの。
• ⑨　通常の使用下で発生する使用材料の性質によるもの、経年変化に起因するもので、使用上支障が無いもの。
  　　例　・ガラス面の結露や材料の性質、機能上発生する音、振動など。
  　　・消耗、摩耗、乾燥や加湿による収縮変化、変色、退色、錆、軋みなど。
• ⑩　補修事項の発生後、速やかにお申し出が無かった場合やお客様自身で対応、処置された場合。
• ⑪　無償アフターサービスの対象となる不具合との因果関係が不明な二次被害と思われるもの。
• ⑫　第三者に転売した場合。
• ⑬　居住者または第三者の故意、または過失によるもの。
• ⑭　その他、その補修責任を弊社に帰することが出来ない場合。
  　　例　・深夜、早朝、日祭日でのサービスマンや施工者の出張料。
  　　・配管経路調査を行わなかった場合の節水便器の詰まり。
  　　・サービス工事に生じた不具合への対応。

RiseK HOMEアフターサービス基準について

　※　次頁記載のアフターサービス基準は「戸建て住宅、マンション」どちらにでも使用できるように、両方に共通して適用される項目と「戸建て住宅」または「マンション」のいずれかに適用される項目が合同記載されております。

お客様のアフターサービス基準適用項目につきましては、契約時及びお引き渡しの際、弊社担当員がご説明をさせていただきますのでご確認の程宜しくお願い致します。

RiseK HOME アフターサービス基準

構造・躯体工事

対象箇所・部位

増改築部分の鉄筋コンクリート造

状態・現象

浮き、沈下、亀裂、破裂

補償対応期間

5年

備考・適用

• 構造強度に著しい影響がある場合のみ適用する
• 浮き・沈下は着工時に地盤調査を行った場合に限る
• 亀裂・破裂は巾0.3㎜以上で鉄筋の錆汁を伴ったな場合とする
• 施工範囲が僅か（10㎡未満）な場合を除く

対象箇所・部位

増改築部分の柱や梁などの構造体

状態・現象

変形、破損、浮き、軋み

補償対応期間

5年

備考・適用

• 構造強度に著しい影響が有る場合のみ適用する
• 木材特性（乾燥収縮等）による変形、変質を除く
• 施工範囲が僅か（10㎡未満）な場合を除く

対象箇所・部位

増改築部分の下地交換を伴うモルタルやサイディングの壁等（金物、ジョイント部共）

状態・現象

亀裂、剥離、膨れ、浮き、雨水漏水

補償対応期間

5年

備考・適用

• 構造強度に著しい影響がある場合のみ適用する
• モルタル部の構造上影響の無い微細な亀裂を除く
• 施工範囲が僅か（10㎡未満）な場合を除く

木工事

対象箇所・部位

下地工事 壁、天井、屋根及び火庇廻りの木下地
造作工事木工造作部（内法材、造作材、化粧材 等）

状態・現象

取付不良、変形、破損、剥離、軋み、浮き、下がり

補償対応期間

1年

備考・適用

• 既存下地の影響による場合を除く
• 木材特性（乾燥収縮等）による変形、変質を除く
• 部分的な補修工事、改修工事を除く
• 軽微なキズ、汚れを除く

屋根・防水

対象箇所・部位

屋根工事屋根葺き材：ガルバリウム鋼鈑、又は同等品（注1）、屋根葺き材：板金、化粧スレート、瓦 等
防水工事防水種：FRP防水、保護アスファルト防水 等（注2）、防水種：ウレタン塗膜防水、シート防水 等

状態・現象

雨水漏水、破損、剥離、変質、亀裂、腐食、錆

補償対応期間

3年

備考・適用

• 雨水漏水を伴わない外観上の不具合を除く
• 部分的な補修工事、改修工事を除く
• 注1、2の場合は無償対応期間を5年とする
• 各種シール工事は無償対応期間を2年とする

建具工事

対象箇所・部位

木製建具建具枠、本体（金物、ガラス、付属品共）、障子、襖
鋼製建具建具枠、本体（金物、ガラス、付属品共）、網戸

状態・現象

建付や取付不良、動作不良、施錠不良、反り、雨水漏水

補償対応期間

1年

備考・適用

• 木製建具、障子、襖の反りは、動作に影響する場合のみ
• 製造者の使用要領に依らない使用に起因する不具合を除く
• カバー工法や内窓、シャッターは9項に準ずる
• 軽微なキズ、汚れ、建付け不良や荒天時の雨水漏水を除く

床工事

対象箇所・部位

フローリング戸建：屋内のフローリング及び床下地、木製階段　｜　マンション等木造以外の建物：システム床、防音フロア
畳他畳表、畳床（絨毯、合成樹脂フロア、クッションフロア含む）

状態・現象

色むら、剥離、浮き

補償対応期間

1年

備考・適用

• 木造以外の建物で根太組みを用いた床の無償対応は半年とする
• 軽微なキズ、汚れ、軋みを除く

塗装工事

対象箇所・部位

屋内外塗装屋内外の木部、金属部等（ウレタン系塗材以上に限る）
屋根外壁塗装ウレタン系、シリコン系塗料

状態・現象

変色、変質、亀裂、剥離

補償対応期間

屋内外塗装 ─ 1年、屋根外壁塗装 ─ 2年

備考・適用

屋内外塗装

• 既存下地に起因する不具合を除く
• 階段路面や手摺等の常時摩擦される部分を除く
• 経年による自然退色や環境要因による汚れ、カビ等の不具合を除く

屋根外壁塗装

• シール部への塗装、塗膜を除く
• 塗膜については塗料製造者の保証規定による
• フッ素系、ハイブリッド系の塗料は施工上の無償対応期間を5年とする

クロス工事

対象箇所・部位

屋内の壁、天井面のビニルクロス施工部

状態・現象

剥離、亀裂、膨れ、シワ、柄の不一致

補償対応期間

1年

備考・適用

• 既存下地に起因する不具合を除く
• クロス材の特性上やむを得ない不具合を除く
• 軽微なキズ、汚れ、柄の不一致を除く

左官・タイル・石工事

対象箇所・部位

屋内外各部の下地や仕上げ等で目地部分を含む

状態・現象

亀裂、剥離、膨れ、浮き

補償対応期間

2年

備考・適用

• 既存下地に起因する不具合を除く
• 製造者基準内の製品ムラや経年による自然退色を除く
• 微細な亀裂や軽微なキズ、汚れ、白華現象を除く

金属工事

対象箇所・部位

板金部、雨樋、笠木、金属製階段及び手摺

状態・現象

取付不良、脱落、雨水侵入、塗膜やメッキの剥離

補償対応期間

2年

備考・適用

• 製造者の使用要領に依らない使用に起因する不具合を除く
• 経年による自然退色や環境要因による汚れ、錆等の不具合を除く
• 軽微なキズ、汚れを除く

雑工事

対象箇所・部位

防虫防蟻、断熱、屋内手摺、物干し金物、カーテンレール、家具類、収納類、タオルハンガー、ペーパーホルダー、ポスト 等

状態・現象

取付や建付不良、ぐらつき、脱落

補償対応期間

1年

備考・適用

• 製造者の使用要領に依らない使用及び環境に起因する不具合を除く
• 経年による自然退色や環境要因による汚れ等の不具合を除く
• 製品本体の不具合は製造者保証規定により対応とする
• 軽微なキズ、汚れ、錆を除く

設備工事

対象箇所・部位

給排水・衛生設備工事屋内外配管、給排水器具、衛生器具（便器、洗面器及び周辺機器）
電気設備工事屋内外配線、配線器具及び照明器具、弱電設備
換気・空調設備工事屋内外配線、配管及び機器類
ガス設備工事屋内外配線、配管及び機器類
熱源工事各種給湯設備、暖房設備、乾燥設備
ユニット工事ユニットバス、システムキッチン本体及び納品時付属オプション品

状態・現象

配管不良、配線不良、支持不良、接続不良、器具取付不良、作動不良、組立不良、設置不良

補償対応期間

1年

備考・適用

• 製造者の使用要領に依らない使用に起因する不具合を除く
• 経年による自然退色や環境要因による不具合を除く
• 異物による配管詰まり、凍結による配管や器具の不具合を除く
• 工事範囲外の既存配管や配線に起因する不具合を除く
• パッキン、フィルター、管球、電池、冷媒等の消耗品を除く
• 既存器具の再取付後に既存器具に生じた不具合を除く
• お客様支給自体の不具合や支給材に起因する不具合を除く
• 製品や機器本体の不具合は製造者保証規定により対応とする
• 軽微なキズ、汚れ、錆を除く
• 太陽光発電、太陽光給油には18項から23項を適用する

エクステリア・外構工事

対象箇所・部位

サンルーム、バルコニー、テラス、デッキ、カーポート、門扉フェンス等のエクステリア工事、組積工事、駐車場等の土間コンクリート（注3）やアスファルト舗装、舗石工事（注4）、その他外構工事

状態・現象

取付や建付不良、ぐらつき、脱落

補償対応期間

1年

備考・適用

• 製造者の使用要領に依らない使用及び環境に起因する不具合を除く
• 経年による自然退色や環境要因による汚れ等の不具合を除く
• 製品本体の不具合は製造者保証規定により対応とする
• 軽微なキズ、汚れ、錆を除く